どうも、司会者と名乗りながらいつもおさぼりでごめんなさい。近ごろ、書物の引
用が見られますが、そんなときは書名、出版元などを#31の○○さんのようにわか
りやすく書いて下さると助かります。この発言のように独立させても良いかも知れま
せん。以下は、この会議室が10日以上無反応だった時に備えて考えていたものです
が、出しそびれていました。
医学ジャーナリズムを考えるときに参考になる書物があったら、ぜひ紹介してくだ
さい。私も3つほど紹介します。
1.グラフィケーション 1985-No.15 (通巻208) 特集:科学ジャーナリズム
富士ゼロックスが出しているうすっぺらな雑誌です。一応定価は付いていますがあま
り見かけません。ゼロックスの得意先などに配っているのでしょうか。私は大学の図
書館のロビーで見ました。
目次と小見出しを列挙します。()内は私が付加しました。
・対談:科学情報とどうつき合うか 米本昌平、中山茂
新聞社に電話をかけると…/タウン(市民)とガウン(学府)の対立/
科学研究の実像を/ウォッチャーとして/科学に何ができないかを書く/
生命科学とジャーナリズム/科学社会学の必要/死に方を選ぶ権利/
文化の違いに立脚して
・科学ジャーナリズムの理想と現実 牧野賢治
・科学ジャーナリズムの役割?科学者の立場から? 江沢洋
生きて動く科学/科学にむかう姿勢/科学的世界像/科学批判と政策批判/
教育は学校の専売ではない
・科学風刺?スウィフトのペン 阿部弘
造幣局長官ニュートン/スウィフトのパンフレット/科学風刺のペン
・大衆科学雑誌考 里深文彦
科学批判の目が…/二つの核と人類の未来/発信装置が故障している/
第3世界の扱い方
2.医療'85 vol.1 No.3 (1985.5) 焦点:ジャーナリズムの医療報道
メジカルフレンド社の雑誌で定価1000円、今は医療’88です。
要約は次のとおり
・学会軽視を招きかねない医療報道
学会以前に学説を新聞などが報道することについて
・医師のセルフレスペクトを
・虚報が虚報を呼ぶ
あたかも開業医の9割が脱税をしているようにみえる報道の仕方について
・本当に不信を育んでいるのは…
センセーショナルで偏った報道姿勢
・医療報道の問題と態勢
事実と真実/繰り返される誤報/心のこもった報道/医学ジャーナリスト/
医療報道と行政/望まれる医療報道態勢
・医療報道の力学
歴史は繰り返す/アクセルとブレーキ/ニュースソースの質と「見切り発車」/
有用性が大衆を啓蒙する?!/「大発見」の舞台裏/営利と信用のバランスシート/
関心がなくなればチェックはできない
・ペンは医学の監視者か阻害者か
立場の数だけ世界がある/「ニューズ」と「センチメント」/
批判アレルギー症候群/医師と記者の対話法/新聞オンブズマンを
3.週刊メディカルニュースウィークリー
日本医療情報センターが出している新聞のスクラップ雑誌で、主要全国紙と一部地
方紙を網羅しています。週1600円、年80000円という高価なものですが、この方面に異
常に興味をもつ人には高くないでしょう。新聞にじっくり目を通す暇のない私は重宝
しています。
1983年9月以降の見出しはデータベース化されており、購読者でなくとも問い合わせ
ると有料で検索してくれます。