留守番テレビ電話

2000/1/27

これは私の仕事柄思いついたのですが、遠隔医療への応用をまず考えています。

 遠隔医療のなかで、患者さんの自宅にISDNテレビ電話を引いて、自宅にいながら医師の診察を受けるという実験がよくあります。しかし、実運用を考えると、患者さんの方から病院に電話するわけには行きません。病院の電話の前で医師が待っていることはあり得ないからです。メーカーの方にお聞きすると、病院から患者さんのお宅へ電話する運用を考えているとのことです。

 それじゃあ役に立つわけありませんよね。いつでも患者さんの方から、病院に電話できるようにすべきです。しかし病院の電話の前に医師はいない。そこで留守番テレビ電話の出番です。

 

 患者さんが病院に電話すると、留守番電話が応答します。そこで、患者さんは伝言を録画します。たとえば、せき込んでこんなに顔色が悪いとか、手がこんなに腫れたとか、こんなふうにけいれんを起こしているとか。もちろん録画どころでないときは救急車の出番ですが。

 録画した画像を医者にどのように伝えるか。医者はどのようにその返事をするか。実現方法でいろんなタイプがあります。

1.ポケットベル、携帯電話転送

 これは従来の留守番電話にありますが、別の電話などを呼び出すわけです。伝言の入ったことを知った医師は、留守番電話の画像を見て、患者さん宅に電話します。医師が病院にいないとだめですね。

2.留守番センター

 画像の記録を病院の電話機でなく、センターで行うと、病院外のテレビ電話で見ることができます。伝言の入ったことを知った医師は、最寄りのテレビ電話から録画された画像を見て、患者さん宅に電話します。

3.伝言ダイヤル型

 リアルタイムでなくて良い場合は、医師の返事も留守番センターに記録させれば、患者さんは好きなときにその返事を見ることができます。自分の質問に答えがきたときに患者さん側の電話機のランプが点滅したりすると良いですね。
 汎用性を高めるには、伝言ダイアルのように暗証番号を登録して、あとでその番号で呼び出せるようにするのも良いかも。

4.インターネット統合型

 「最寄りのテレビ電話」なんてありそうにないので、インターネットのウェブやメールとの統合を考えました。最寄りのインターネット接続可能なパソコンその他からセンターのWebページを見ると、動画が見られる。これが今はもっとも簡単そうです。返事も動画を添付した電子メール形式で送ると、留守番センターに登録される。高速ネットワークが必要ですけれども。

5.インターネットテレビ電話

 いっそテレビ電話自体をインターネット統合型端末にしてしまえば話は早いです。伝言の録画をすると、メールで画像をセンターに送る。再生ボタンを押すと、センターのWeb動画を表示する。それ以外の時は普通の(テレビ)電話。

 

 以上、遠隔医療への応用をちょっと考えただけでも、いろんな用途がありそうなので、一般分野でも使い道はたくさんありそうです。ということは、すでに製品化されつつあるのか?
 従来のテレビ電話は専用設計ですが、インターネット技術を統合したタイプはすぐできそうな気がします。なぜないんでしょう。


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