指紋とか虹彩による認証が広まると、スナックのオーナー兼不動産業者兼貸金業の人なんかが、多重債務者の指を切り落としたり眼をくりぬいたりする犯罪が出てくるでしょうね。まぁビデオゲームや映画では既に現実になっていますが。
その点では網膜の血管パターンは死ぬと失われるので、これを使うべきだな、なんてことを考えてしまいました。しかし、白内障になると認証不可能になる欠点がありますので、まだまだ難しい問題が多い生体認証です。
当面最も普及しそうなのが指紋認証ですが、やはり生きている指かどうかを確認すべきでしょう。幸い医療現場ではレーザー光線のドップラー効果で血流や酸素飽和度を測る機械(
パルスオキシメーター)が普及しています。お金の絡む指紋認証装置にはこれを組み合わせ、血の通った指のみを信じるようにすべきでしょう。